GLOSSARY

Playbook 用語集

Playbookシリーズ全4冊で使っている用語を、書籍と同じ定義でまとめています。各項目から、その用語を詳しく扱っている章へ移動できます。

全 60 語

レベニューサイクルとデータ基盤

レベニューサイクル

リード獲得から受注後の拡大・再購買までを、一つながりの循環プロセスとして捉える収益モデル。

詳しくは AI Ready Playbook 第2章 レベニューサイクルとは何か
AI Ready

レベニューサイクル全体でAIが価値を出せるよう、データ・プロセス・組織が整った状態。

詳しくは AI Ready Playbook 第2章 レベニューサイクルとは何か
ファネル

リード獲得から受注までを一方向の絞り込みとして捉える従来モデル。レベニューサイクルと対になる考え方。

詳しくは AI Ready Playbook 第2章 レベニューサイクルとは何か
MA マーケティングオートメーション

マーケティングの実行と管理のための業務アプリケーション。

詳しくは AI Ready Playbook 第5章 MA/SFAからDWHへ——アーキテクチャの分水嶺
SFA セールスフォースオートメーション

営業の実行と管理のための業務アプリケーション。

詳しくは AI Ready Playbook 第5章 MA/SFAからDWHへ——アーキテクチャの分水嶺
CRM Customer Relationship Management

顧客との関係と取引履歴を管理する仕組み。GTMの4レイヤーでは、SFA・MAと並ぶ業務アプリケーション層に位置づけられる。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第5章 GTM Engineeringの4つのレイヤー
DWH データウェアハウス

複数システムのデータを蓄積・統合・加工するためのデータ基盤。

詳しくは AI Ready Playbook 第5章 MA/SFAからDWHへ——アーキテクチャの分水嶺
リバースETL 逆連携

DWHで整えたデータを、MA・SFAなどの業務アプリケーションへ書き戻す仕組み。

詳しくは AI Ready Playbook 第5章 MA/SFAからDWHへ——アーキテクチャの分水嶺
BI ビジネスインテリジェンス

データを可視化して意思決定に使えるようにする仕組み。ダッシュボードや経営レポートがこれにあたる。

詳しくは AI Ready Playbook 第5章 MA/SFAからDWHへ——アーキテクチャの分水嶺
SSOT Single Source of Truth

項目ごとに「どこが正か」が一意に定まった状態。全データを1箇所に集めることを意味しない。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
マスタ

その目的において正とするデータの置き場所。目的別に定義する。

詳しくは AI Ready Playbook 第4章 データ基盤の正しい設計——シングルパーソン/シングルアカウント
名寄せ

同一の企業・人物を指す複数のレコードを特定し、統合する処理。

詳しくは AI Ready Playbook 第4章 データ基盤の正しい設計——シングルパーソン/シングルアカウント
法人番号

国税庁が全法人に付番する13桁の番号。企業の名寄せに使える公的キー。

詳しくは AI Ready Playbook 第4章 データ基盤の正しい設計——シングルパーソン/シングルアカウント
生存ルール サバイバーシップ

レコードを統合するとき、項目ごとにどちらの値を残すかを決める規則。

詳しくは AI Ready Playbook 第4章 データ基盤の正しい設計——シングルパーソン/シングルアカウント
エンリッチメント

外部データベースとの接続により、属性情報を自動で付与すること。

詳しくは AI Ready Playbook 第4章 データ基盤の正しい設計——シングルパーソン/シングルアカウント
静的データ/動的データ

静的データは属性情報(何者か)、動的データは行動・時系列情報(いまどういう状態か)。

詳しくは AI Ready Playbook 第4章 データ基盤の正しい設計——シングルパーソン/シングルアカウント
シングルパーソン/シングルアカウント

同じ人物・同じ企業が、データベース上で必ず1レコードに収まっている状態を指す設計原則。購買グループを見える化する前提になる。

詳しくは AI Ready Playbook 第4章 データ基盤の正しい設計——シングルパーソン/シングルアカウント
汚染源

重複や誤りのあるデータが生まれる入口。名寄せは対症療法であり、汚染源を特定して止めなければ同じ状態に戻る。

詳しくは AI Ready Playbook 第3章 AIの精度を壊す「よくある汚染源」
ハードバウンス

宛先不明による配信エラー。退職・異動を検知するシグナルとして使える。

詳しくは AI Ready Playbook 第4章 データ基盤の正しい設計——シングルパーソン/シングルアカウント
API制限

外部からのデータ取得・書き込みに対する、回数や件数の上限。

詳しくは AI Ready Playbook 第5章 MA/SFAからDWHへ——アーキテクチャの分水嶺
データモデル

顧客・案件・活動といった情報を、どの単位でどう持つかの設計。戦略をデータモデルとオペレーションに落とす工程が、伝統的な組織図では誰の担当にもなっていない。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第4章 GTM Engineeringとは何か

購買グループとABM

購買グループ ユニット

企業内部にある検討の単位。所属と行動の同一性から認定する。BtoBの購買は一人では決まらないため、リードではなくこの単位で捉える。

詳しくは ABM Complete Playbook 第4章 購買グループを定義する――3つの単位と4つの役割
DMU Decision Making Unit/意思決定関与者群

一つの購買に関わる複数人の集合。購買グループとほぼ同義で用いる。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
ABM Account Based Marketing/アカウントベースドマーケティング

重要なアカウント(企業)を選定し、企業単位で最適なアプローチを設計するマーケティング手法。起点を「個人の獲得」から「企業の選定」へ移す考え方。

詳しくは ABM Complete Playbook 第2章 ABMの延長線上にある「購買グループ」――本書の立場
ターゲットアカウント

ABMで狙いを定めた企業。選定した「その先」にいる誰に何をいつ届けるかを設計するのが購買グループの考え方。

詳しくは ABM Complete Playbook 第2章 ABMの延長線上にある「購買グループ」――本書の立場
ICP Ideal Customer Profile

受注・継続の実績から定義される、理想顧客像。ターゲットアカウント選定の基準になる。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
VPC バリュープロポジションキャンバス

顧客の課題と提供価値を突き合わせて整理するフレームワーク。役割ごとに刺さる価値を書き分けるのに用いる。

詳しくは ABM Complete Playbook 第6章 何を伝えるか――役割別バリュープロポジション(Step5)
着火役

現状への問題意識を持ち、検討の起点となる人。Webで調べ、資料をダウンロードし、ウェビナーに参加する。売り手のデータベースに最初に現れるシグナルの多くは、この役割が発している。

詳しくは ABM Complete Playbook 第4章 購買グループを定義する――3つの単位と4つの役割
旗振り役

社内をどう説得するかを考え、検討を推進する人。着火役に材料を集めさせ、自身も調べ、上に上げていく。探しているのは「社内説得の材料」。

詳しくは ABM Complete Playbook 第4章 購買グループを定義する――3つの単位と4つの役割
門番

リスクはないか、要件を満たすかを審査する人。情報システム部門・法務・購買、あるいは現場の専門家として、比較情報やリスク情報を求める。

詳しくは ABM Complete Playbook 第4章 購買グループを定義する――3つの単位と4つの役割
金庫番

投資に見合うかを判断し、予算を握る人。決裁者本人のことも、その右腕として判断材料を精査する人のこともある。関心は投資対効果に集中する。

詳しくは ABM Complete Playbook 第4章 購買グループを定義する――3つの単位と4つの役割
ペルソナ

ICP(狙うべき企業)の中にいる関与者の像。バリュープロポジションは、アカウント単位ではなくペルソナ単位で書く。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
カスタマージャーニー

買い手が購買に至るまでの道筋を、接点ごとに描いたもの。役割ごとの解像度を持って描くことで、一人の架空の担当者向けではなく、実際の合議に効く設計になる。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
購買心理変容 8フェーズ

買い手の心理が購買に至るまでの変わり方を、8つの段階で捉えたもの。各段階の心理状態・次へ移るきっかけ・売り手のとるべきアプローチを定義し、役割との掛け合わせで「いつ・何を届けるか」を決める。

詳しくは ABM Complete Playbook 第7章 いつ・どう届けるか――購買心理変容8フェーズと施策設計・営業連携(Step6)

GTMと組織

GTM Go-To-Market

製品・サービスを市場に届けて収益化するまでの一連の設計。日本語圏では Google Tag Manager と略称が重なるため、文脈に注意が要る。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第2章 GTM Engineeringの勃興
GTM Engineering Go-To-Market Engineering

マーケティング・営業・カスタマーサクセスに分断されたBtoBの収益プロセスを、データとテクノロジーで一本の再現可能な仕組みとして設計し直す取り組み。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第4章 GTM Engineeringとは何か
RevOps レベニューオペレーション

部門を横断して、レベニューサイクル全体のデータとプロセスに責任を持つ機能。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第4章 GTM Engineeringとは何か
CoE Center of Excellence

定義と品質に責任を持つ中核チーム。キャンペーンマネジメントでは、命名規則や計測の型を決めて守らせる役割を担う。

詳しくは Campaign Management Playbook 第8章 運用体制――CoEとキャンペーンオペレーション
SDR Sales Development Representative

見込み客への初期接触と商談化を担う役割。インサイドセールスのうち、新規開拓側を指すことが多い。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第2章 GTM Engineeringの勃興
インサイドセールス

訪問せずに電話やメールで見込み客と接点を持つ営業機能。聞き取りで得た情報は、フォームからは分からない購買グループの手がかりになる。

詳しくは ABM Complete Playbook 第5章 誰に届けるかを見える化する――購買グループが見えるデータベース(Step1〜4)
SLA Service Level Agreement

リードの引き渡し条件・対応期限・差し戻し基準など、部門間で交わす合意。

詳しくは AI Ready Playbook 第7章 組織・ガバナンスの整え方
ハンドオフ

マーケティングから営業へなど、部門をまたいでリードや案件を引き渡すこと。条件を決めずに運用すると、取り逃しと差し戻しが起きる。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
パイプライン

商談化から受注までの案件の連なり。ステージ定義が曖昧なままだと、数字は積み上がっても予測には使えない。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
商談化

リードが営業の対応する案件になること。ここで購買グループの関心・懸念が一人分に縮むと、以降の設計が効かなくなる。

詳しくは ABM Complete Playbook 第1章 アカウントは選んだ。その先が、設計されていない
ナーチャリング

まだ検討段階にない見込み客と接点を保ち、育てていく活動。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
リードスコアリング

見込み客の属性や行動を点数化して、優先度を判断する仕組み。

詳しくは AI Ready Playbook 第6章 生成AI活用の実装
GTMモーション

市場への届け方の型。インバウンド・アウトバウンド・ABM・PLG・パートナーが主な選択肢で、択一ではなく組み合わせ。ICPと商材特性(単価・購買プロセスの長さ・意思決定の複雑さ)から論理的に導く。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
PLG Product-Led Growth

製品自体の無料利用体験を入口にするGTMモーション。セルフサーブで価値を体感できる商材に向く。利用ログを営業シグナルとして使えるかが、データ基盤の要否を分ける。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第3章 GTMの設計:戦略から運用までの5ステップ
MOps/SalesOps マーケティングオペレーション/セールスオペレーション

MOpsはマーケ部門内、SalesOpsは営業部門内の業務・ツール・データの最適化を担う機能。視野が自部門に閉じる点で、部門をまたいで一意なデータ構造の上に接続し直す RevOps とは役割が違う。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第4章 GTM Engineeringとは何か

キャンペーンマネジメント

キャンペーンマネジメント

施策を「キャンペーン」という管理単位に立て、投資と売上を接続して評価・意思決定する運用。

詳しくは Campaign Management Playbook 第2章 キャンペーンマネジメントとは何か
リファーラル

流入経路。どの接点から来たリードかを表す層で、キャンペーン(器)・新規/既存判定・ステータスと合わせて4層モデルを構成する。

詳しくは Campaign Management Playbook 第4章 キャンペーン設計の型――キャンペーン・リファーラル・判定・ステータスの4層モデル
新規/既存判定

獲得したリードが新規か既存かを判定する層。ここを固定しないと、同じ施策の評価が期によって揺れる。

詳しくは Campaign Management Playbook 第4章 キャンペーン設計の型――キャンペーン・リファーラル・判定・ステータスの4層モデル
アトリビューション ファーストタッチ/ラストタッチ/マルチタッチ

売上への貢献を接点に割り振る考え方。最初の接点に寄せる(ファーストタッチ)、最後に寄せる(ラストタッチ)、複数に分配する(マルチタッチ)のいずれを採るかで、評価される施策が変わる。

詳しくは Campaign Management Playbook 第5章 効果測定の設計――ファースト/ラスト/マルチタッチ、MQLソースと商談ソース
命名規則

キャンペーン名などの付け方を統一する取り決め。揃っていないと、後から集計も比較もできない。

詳しくは Campaign Management Playbook 第6章 データ構造――案件と人の紐付け

指標

MQL/SQL Marketing Qualified Lead/Sales Qualified Lead

MQLはマーケティングが有望と判定したリード、SQLは営業が対応対象として受理したリード。

詳しくは Campaign Management Playbook 第5章 効果測定の設計――ファースト/ラスト/マルチタッチ、MQLソースと商談ソース
KGI/KPI Key Goal Indicator/Key Performance Indicator

KGIは達成すべき最終目標、KPIはその達成度を測る中間指標。単価と歩留まりが揃うと、積み上げの願望から逆算の設計に変わる。

詳しくは Campaign Management Playbook 第9章 ROMIとKGI/KPI体系――経営報告への翻訳
ROMI Return On Marketing Investment/マーケティング投資対効果

マーケティング投資が生んだ売上・利益の比率。経営に報告するための指標として用いる。

詳しくは Campaign Management Playbook 第9章 ROMIとKGI/KPI体系――経営報告への翻訳
ROI Return On Investment/投資対効果

投資に対して得られた利益の比率。購買の役割でいえば、決裁者(金庫番)が最も重視する数字。

詳しくは ABM Complete Playbook 第4章 購買グループを定義する――3つの単位と4つの役割
CAC Customer Acquisition Cost/顧客獲得コスト

顧客を1件獲得するのにかかった費用。獲得効率の悪化を測る基本指標。

詳しくは GTM Engineering Playbook 第2章 GTM Engineeringの勃興
創出単価 リード創出単価/MQL創出単価/商談創出単価

1件を生み出すのにかかった費用。段階別に見ることで、受注を待たずに施策を先行評価できる。

詳しくは Campaign Management Playbook 第9章 ROMIとKGI/KPI体系――経営報告への翻訳
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GTM Engineering Playbook

分断された収益プロセスを、データと技術で再設計する指南書

戦略はある。現場も動いている。 欠けているのは、その“間”だ。
GTM Engineering Playbook 表紙

ツール導入で終わらせない、収益プロセスの再設計図。GTM設計の5ステップと、それを支える4つのレイヤーを、日本企業の前提に合わせて体系化しました。(全39ページ・図版13点)