巻末1 設定チェックリスト一覧
本書の各章の要点を、実践用のチェックリストとして集約する。四半期レビュー(第8章)のアジェンダとしてそのまま利用できる。
汚染源の点検(第3章)
- 基幹システムの取引先データをSFAへ直接連携していない(参照情報に限定している)
- SFA上に同一企業の複数レコードが存在しない
- 名刺・フォームの流入時に表記の正規化が行われている
- 同一人物がMA/SFAで重複登録されていない
- 退職・異動起点のデータ更新プロセスが存在する
- 「商談化」「有効リード」の定義を営業・マーケの誰もが即答できる
- SFA外(個人Excel等)で管理される顧客情報がない
データ設計(第4章)
- 全企業レコードに法人番号が付与されている
- 人の名寄せキーの優先順位(メール→氏名×法人番号)が定義されている
- 統合時の生存ルールが文書化されている
- 静的データは外部エンリッチメントで自動付与されている
- 動的データ(Web行動・メール反応・商談履歴)が人に紐づいて蓄積されている
- 企業→部門→人→ユニット→案件関与の階層構造が実装されている
- 役割(着火役/旗振り役/番人/金庫番)を案件との関係として記録できる
アーキテクチャ(第5章)
- 分水嶺の判定(データソース数/部門横断の問い/AI活用の深度)を実施した
- 「貯めて整える場所」と「使う場所」が分離されている(該当企業のみ)
- 各システムの役割とマスタの範囲が目的別に定義されている
- 主要ツールのAPI制限値を把握している
- 逆連携により、整えたデータが現場の画面に戻っている
AI活用(第6章)
- ユースケースが「効果×必要データ整備レベル」で優先順位付けされている
- 各ユースケースの必要データ条件が明文化されている
- AI出力が既存の業務画面(SFA等)に埋め込まれている
- 精度問題の切り分け手順(データを先に疑う)が共有されている
ガバナンス(第7章)
- データオーナー表が存在し、全項目に責任者がいる
- 入力ルールがシステム上で強制されている
- リード引き渡しのSLA(条件・期限・差し戻し基準・戻り先)が文書化されている
- 情報分類×AIツール許可範囲の対応表がある
- ユースケース別の自動化レベル(1〜3)が定められている
- RevOps機能のオーナーが特定されている
成果接続(第8章)
- サイクル接点別のKPIツリーがあり、各ユースケースと対応している
- ダッシュボードを経営・マーケ・営業が共通で見ている
- 先行指標(パイプライン)と遅行指標(受注)を分けて報告している
- 受注の評価期間が自社の平均検討期間に合わせて設定されている
- 四半期レビュー(品質・ユースケース・KPIの3点棚卸し)が定例化されている

